🖐️ ハンドの最新ルール解釈(2025-26シーズン版)
サッカー観戦でたびたび話題になるのが「ハンドの判定」。
実は、**2025-26シーズン版のルールブック(IFAB/JFA公認)**では、このハンドに関する解釈がより明確化されています。
Jリーグでも適用される最新のポイントを分かりやすく解説します。
✅ 1. 「意図」よりも「不自然な腕の位置」が重視される
最新の競技規則では、「意図的かどうか」よりも、
腕の位置が不自然に体を大きくしているかどうかが最も重視されます。
- 腕が体から離れている状態でボールに当たる → ハンドの可能性大
- シュートやクロスをブロックしようとして腕を広げた → ハンドと判定されやすい
- 体に密着した自然な腕の動き → 反則にならない
つまり、「避けられたかどうか」ではなく、**“その姿勢が不自然か”**で判断されます。
✅ 2. 「リバウンド(跳ね返り)」でも不自然な腕なら反則
自分の体(足・頭など)に当たって跳ね返ったボールが腕に触れた場合でも、
腕の位置が不自然ならハンドと判定されることがあります。
例:
- シュートを防ごうと両手を広げ、体に当たったあと腕にも当たる → ハンド
- 腕を体にたたんだ状態で当たる → ノーファウル
観戦中、「あれは仕方ないでしょ…!」と思う場面でも、
腕の位置が不自然とみなされると反則になる点がポイントです。
✅ 3. 攻撃側のハンドは“意図がなくても”ノーゴール
攻撃側が手や腕でボールを扱って、
- 直接ゴールに入る
- その直後に得点につながる
この場合、意図がなくても得点は認められません。
いわゆる「偶然のハンドゴール」も、今は認められないということです。
攻撃側にとっては厳しいルールですが、公平性を保つための重要なポイントです。
✅ 4. 肩と腕の境界線が明確に
今回のルールブックでは、図を使って「肩と腕の境界線」がはっきりと示されています。
基準となるのは「腋窩線(わきの下を通る線)」。
- 腋窩線より下側 → 腕(ハンドの対象)
- 腋窩線より上側(肩寄り) → 肩(ハンドではない)
中継で「今のは肩だよね?」と議論になる場面も、今後はより明確に判断できそうです。
💬 観戦のポイント:審判は「腕の位置」で判断している
Jリーグ中継を見ていて、
「あれ、今のなんでハンドなの?」
「当たってるけど仕方ないのでは?」
と思うことがありますよね。
しかし審判は常に、「腕の位置が不自然かどうか」という一点で判断しています。
つまり、ボールが当たったことよりも、姿勢・動作・腕の位置がカギになるのです。
🧭 まとめ:ハンドの基準を知ると観戦がもっと面白くなる!
ハンドのルールは「変わった」というよりも、「より明確に整理された」と言えます。
この違いを知っておくだけで、Jリーグ観戦中の判定にも納得感が増し、審判の意図も理解しやすくなります。
今シーズンはぜひ、選手の腕の位置や体の使い方にも注目してみてください!

