ゴールキーパーの“8秒ルール”とは?【Jリーグ観戦ガイド 2025年版】
2025年からサッカーのルールが大きく変わりました。国際サッカー評議会(IFAB)の改定により、ゴールキーパーがボールを保持できる時間は6秒から8秒に延長され、その代わりに違反時の再開方法が間接フリーキックからコーナーキックへと変更されています。
Jリーグでもすでに適用されており、観戦中に審判が指でカウントする仕草を見かける方も増えているはずです。本記事では、この新ルールをJリーグ観戦ファン向けに分かりやすく解説します。
Jリーグでも適用される新ルールの要点
- ゴールキーパーのボール保持は最大8秒まで
- 審判は残り5秒を指で合図
- 違反すると相手にコーナーキックが与えられる
なぜ8秒ルールが導入されたのか
従来の「6秒ルール」はほとんど適用されず、GKが長く保持して時間を稼ぐ場面が目立っていました。観客からすると「早く再開してほしい」と感じることも多かったはずです。
このルール改定は、試合のテンポを改善し、観戦をより楽しめるものにするために導入されました。
審判のカウント方法と観戦時の注目ポイント
審判はGKが確実にボールをコントロールした瞬間からカウントを始めます。
残り5秒を過ぎると手でカウントダウンを表示し、8秒を超えれば反則を宣告。相手選手の接近などでプレー続行が難しい場合はリセットされることもあります。
スタジアムで観戦する際は、この審判の手の合図にも注目するとより楽しめます。
違反時はなぜ「コーナーキック」なのか?
これまでの違反は間接フリーキックでしたが、それでは得点機会につながりにくく、抑止効果が弱いものでした。
コーナーキックは明確なチャンスになるため、GKの遅延行為を強く抑止できます。観戦する側にとっても「違反があった」と分かりやすい再開方法です。
Jリーグ観戦で知っておきたい実戦の影響
- GK:キャッチ後は素早いプレー再開が必須
- 味方選手:GKに声をかけ、テンポを上げるサポートを
- サポーター:遅延でコーナーを与えると試合の流れが大きく変わるので要注目
よくある質問(Q&A)
Q. 6秒ルールはなくなったの?
A. はい。2025年から8秒ルールに置き換えられ、違反時の再開もコーナーキックに変更されています。
Q. なぜコーナーキックなの?
A. GKが時間稼ぎをするメリットを減らすためです。
間接FKではリスクが小さかったのに対し、コーナーキックなら相手に明確な得点チャンスが与えられるので、抑止力が大幅に高まります。
まとめ【Jリーグをもっと楽しむために】
「ゴールキーパー8秒ルール」は、試合を止めずにテンポを維持し、観客にとって分かりやすくするための新ルールです。
Jリーグ観戦の際は、GKの動きや審判のカウントサインに注目して、新ルールを理解した上で試合をもっと楽しみましょう!